2019年 7月7日 改定
2019年12月1日再改定
今回紹介するウイスキーは、キングスランサムです。
<キングスランサム 名前の由来>
キングスランサムはウイリアム・ホワイトリーが友人に試飲してもらった時にあまりの美味しさに思わず「王様の身代金に匹敵する!」と叫んだことから、この名前が付きました。キングスランサムはそれだけの大金をはたいてまで飲みたいと思わずにはいられないお酒なのです。
<キングスランサムの面白いエピソード>
1.スコッチの司祭と呼ばれたウイリアム・ホワイトリーという名ブレンダーが エドラダワーの原酒をベースに完成させた究極のウイスキーです。このホワイトリーが司祭と呼ばれるのは、完璧なものを造り上げるために味覚を損なわないよう、タバコや葉巻を一切吸わなかっただけではなく、水もハイランドの天然水しか飲まなかったのだとか。
2.1945年の7月にポツダム会議がありました。この晩餐会でイギリスのチャーチルがこのお酒をふるまったのです。第二次世界大戦の戦後処理の会議で王様の身代金をふるまうというウィットにとんだ演出をするというのがすごいですね。
<キングスランサムの作り方>
キングスランサムのラベルの上の方にROUND THE WORLDと書かれています。そうなんです。このお酒は世界航路の船に積み込まれ世界一周を果たしたお酒なのです!
それに何の意味があるのって思うかもしれませんが、ブレンドされたウイスキーをまた樽に詰めてなじませる方法をマリッジと言います。
このお酒は原酒をもう一度シェリー樽につめて、船のおもりにして船に積み込みました。薄暗くて湿った船底と波に揺られて完璧のマリッジが作り出されたのだそうです。
これにはホワイトリーの完璧なものをつくるためには労力と時間を惜しんではいけないという信念が表れているのです。
世界一周したなんてワクワクする夢があるエピソードですね!
でもそんなことに何の意味がある?
違うやり方だっていいじゃないか?
って考える人もいるのかなと思いました。
追記
世界一周させることにちゃんと意味がありました!興味のある方は下のページもどうぞ
世界一周したことで完璧なマリッジで造り出したキングスランサムをロマンを感じながら飲んでみてはいかかでしょうか?
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