2020年 5月24日 改定
今回紹介するウイスキーはグレンモーレンジアルタです。
グレンモーレンジにはプライベートエディションというシリーズがあります。
この「グレンモーレンジ アルタ」はプライベートエディションシリーズの一つなのですが、ちょっとした勘違いから生まれたウイスキーだったのです。
<グレンモーレンジアルタとは>
グレンモーレンジアルタはプライベートエディションの第10弾として2019年3月6日に発売されました。
アルタとはゲール語で野生の意味で、このグレンモーレンジの発売に関わるエピソードからつけられた名前となっています。
<グレンモーレンジアルタの誕生エピソード>
きっかけは勘違い
ビル・ラムズデン博士がレジェンド級のビール・ウイスキー評論家であるマイケル・ジャクソン氏と酵母について討論をしていた時に、マイケル・ジャクソン氏から「グレンモーレンジには野生酵母を使ったウイスキーがあったよね?」と言われました。
「おかしいな」と思ったビル・ラムズデン博士は、蒸留所に戻ってグレンモーレンジに関する酵母の記録を調べます。すると、野生酵母でウイスキーなんて造られたことがなかったということが分かったのです。
そこからが面白いのですが、ビル・ラムズデン博士は「ないなら造り出そう!」と行動を起こして誕生したウイスキーが、このグレンモーレンジアルタなのです。
使用された野生酵母について
ちなみに酵母は、グレンモーレンジ社が所有する大麦畑で発見された新種の野生酵母で、発酵の行程で使用しているのだそうです。
野生酵母は雑味が出やすいという特徴があるのですが、この野生酵母はグレンモーレンジを造るのに適したものであったため、美味しいウイスキーを造り上げることができたのでした。
<グレンモーレンジプライベートエディションとは>
プライベートエディションは2010年から始まったシリーズで、 グレンモーレンジの最高責任者である、ビル・ラムズデン博士が長年温めてきた構想や貴重な原酒などから選び抜いて造られた、希少な限定ウイスキーです。ちなみに過去に発売されたのは下記のとおりです。
2010年:ソナルタ
2011年:フィナルタ
2012年:アルテイン
2013年:エランタ
2014年:コンパンタ
2015年:トゥサイル
2016年:ミルション
2017年:バカルタ
2018年:スピオス
2019年:アルタ
ないなら作り出してしまおう!と実際に実現してしまうのは凄い努力ですね。
この勘違いからうまれたポジティブなウイスキーである「グレンモーレンジ アルタ」をぜひ飲んでみてください!
参考記事
・グレンモーレンジィ アルタ | GLENMORANGIE ALLTA
・#371「レジェンド談義から生まれた野生酵母仕込みのウイスキー」 | モウェブ
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