2020年 3月4日 改定
今回紹介するのウイスキーはレッドブレストというお酒です。
<レッドブレストと名付けられたエピソード>
そもそも、レッドブレストとは胸の所が赤いコマドリ(ロビン)のことです。この鳥は春先に訪れるので春を告げる鳥と呼ばれていてイギリスの国鳥にもなっています。
このお酒にレッドブレスト名付けられたのはシェリー樽の熟成によってウイスキーが赤みを帯びることにちなんで名づけられたのだそうです。
<牧師のウイスキーと呼ばれる理由>
なぜ牧師のウイスキーと呼ばれるようになったのかというと、どこの牧師の家にも置かれていたからなのです。その理由はコマドリの赤い胸は磔になったイエス・キリストの頭に巻かれた茨のとげを抜いてあげたという言い伝えがあり、その時にイエスの血がついてコマドリの胸は赤くなったのだと言い伝えられているのです。そんなこともあってキリスト教社会ではレッドブレストは昔から聖職者の鳥と呼ばれていたのでした。
<レッドブレストの原酒の蒸留所について>
このレッドブレストというブランドを造り出したのは、元々イギリスのギルビー社で、原酒は全てジェムソンのボウストリート蒸留所で造られていたものでした。ただし、このボウストリート蒸留所は1960年代に閉鎖が決定され、現在はIDG社がギルビー社よりブランド権を買い取って、原酒を最も複雑な蒸留所とも呼ばれている新ミドルトン蒸留所で造られているものを使って復刻させたのです。
なぜ、新ミドルトン蒸留所でレッドブレストを復刻することができたのか気になる方は下の記事をご覧ください。
【ウイスキー】毎年味が変わる?ミドルトン・ベリー・レア【ブレンデッド】 - BAR こてっちゃん
ウイスキー通”に熱烈に支持されるこのアイリッシュ・ウイスキーをぜひ飲んでみてください。
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