2020年 3月16日 改定
今回紹介するウイスキーはグレンスコシアです。
このお酒は数少ないキャンベルタウンにある蒸留所で造られています。
<グレンスコシア 蒸留所>
グレンスコシア蒸留所は1832年に創業しましたが、キャンベルタウンモルトの衰退の煽りを受けて、1930年代に閉鎖に追い込まれてしまいます。しかし1980年代に100万ポンドの高額な金額を投資してこの蒸留所の大改修を行うのですが、1984年にはまたもや操業停止。その後、ロッホローモンド社の所有になって、現在ではスプリングバンクの職人たちがこの蒸留所をリースして、不定期での操業を行っています。
<グレンスコシア:ゴーストにまつわるエピソード>
1924年~26年までオーナーであったダンカン・マックカーラン氏は詐欺事件に合ってしまい4万ポンドもの巨額負債を負うことになってしまいました。これがきっかけなのか、この蒸留所は一度閉鎖することになってしまいます。そして巨大負債を苦に、ついには仕込み水の一部にも使われているクロス湖に身を投げてしまいました。そこから蒸留所には彼のゴーストが未だに現れるという噂があるそうです。
色々とウイスキーの事を勉強してわかってきましたが、利益につながらず閉鎖をする蒸留所は多く、ウイスキー造りで成功するというのは本当に大変なことなのだなと考えさせられてしまったエピソードでした。
とてつもない時間を使って、大変な思いをして、何年もたって、やっと利益につながる。
ウイスキー造りをしている方に敬意を表します。
このグレンスコシア15年はもっともグレンスコシア蒸留所らしさを味わえると評価されているウイスキーです。
蒸留所にゴーストが現れるというこのウイスキーを試してみてはいかがでしょうか?
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