今回紹介するのは亀の翁です
マンガやドラマになった夏子の酒のモデルとなったお酒です。
ちなみにマンガと違ってお兄さんは急死していなく男性の社長が造り上げました。
こてっちゃんは読んでも見てもいないので、金銭面に余裕が出たら読んでみたいと考えています。
<幻のお酒のエピソード>
久須美社長は東京の大学で蔵元の長女である奥様出合い「酒蔵ならお金持ちだろうから一生左うちわに違いない」と考えて婿養子になったのだそうです。
ところが大手にはかなわない価格競争、担い手は減る一方など問題面が多すぎてどこから手を付けていいのか分からなくなるくらいだったそうです。
そんな時に名杜氏の河合清氏から亀の翁で吟醸酒を造った時のあの美味しさを忘れられないという話を聞いたのでした。
その時に久須美社長は付加価値をつければ少し高くても必ず売れる時代がくると考え、戦前に姿を消した亀の翁を育てることを決意するのです。
しかし、絶滅品種なので種籾が見つからず全国を探し回りやっと1500粒手に入れました。
ですが、ここからが大変です。背が高くて倒れやすい・病害虫に弱いという特徴もあって絶滅したお米ですがたった1500粒しかありません。これがなくなったら夢をかなえることはできないかもしれません。
ネズミに食べられないように・火事にならないように・病気にならないか・風で倒れないかなど心配は尽きなかったのだそうです。
そういった手塩にかけて育てた米は幸いにも育ち、吟醸酒に仕込んで出来上がったのでした。
この話もすごい話ですね。全国を探し回ってたった1500粒の種籾が、イネまでに育たなかったらと考えると本当に心配でしょうがなかったでしょう。
苦労に苦労を重ねて絶滅したお米を復活させてできた亀の翁をぜひ一度飲んでみてください。
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