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お酒のエピソードは面白い!ウイスキーや日本酒などこてっちゃんが気に入ったお酒の話を交えながら紹介していくブログです

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【日本酒】イニシエの手法!三諸杉 菩提酛【奈良・今西酒造】

今回紹介するのは三諸杉菩提酛です

 

 

<菩提酛についてのエピソード>

菩提酛は室町時代にさかのぼり、その頃の多くは神社や仏閣で造られていたため、僧坊酒と呼ばれています。裕福な寺院が余ったお米でお酒を造って販売していたのです。

そもそも酛(酒母ともいう)づくりというのは日本酒に適した酵母を、水・麹・蒸米の混合液を使って、培養したものです。簡単に言うと、ブドウ糖をアルコールに変える働きをする酵母菌を増やすことなのです。酛づくりには江戸時代からある生酛、明治末期に生酛から派生した山廃酛、現在ほとんどの日本酒に用いられている速醸酛があります。

つまり、菩提酛はもっと昔にあった酛づくりなのです。実は、菩提酛の手法が生み出されるまでは、お酒が発酵する過程で腐敗することが多かったのです。そのことから、最初に乳酸菌を作り、雑菌の繁殖を抑える(乳酸菌によって酸性の環境が作られ、酵母菌以外は繁殖できない環境になる)菩提酛という作り方が生まれたのでした。このつくりのおかげで夏でも酒造りができるようになるという本当に画期的な方法だったのです。しかし生酛へと進化する過程で菩提酛は姿を消していくことになるのです。そして平成8年に奈良県内の酒造会社有志13社と菩提山正歴寺などが文献資料を解読して試行錯誤の末に、イニシエのお酒が復活したのでした。ちなみにその時に参加した13社で菩提酛のお酒が造られています。

 

<日本酒の聖地である西暦寺にまつわるエピソード>

菩提酛を生み出したのは西暦寺というお寺で、「菩提泉」という名酒を作っていました。この西暦寺は日本酒にまつわる様々な手法を生み出しています。

 

1、酛づくりを確立したことで酛の中に水・麹・蒸米を数回に分けて加える、段仕込みが発達しました。

2、以前は「片白」といって麹米を玄米、掛け米を白米にして仕込んでいたやり方を、両方とも白米で仕込む「諸白」を始めたことにより(諸説あるようです)、スッキリとした辛口の酒が造られるようになった。

3、もろみを搾って澄んだ清酒を造った。それで得られた酒粕で奈良漬けができたという説もあります。

まさに西暦寺は日本酒の聖地なのです。

 

 

 

上で紹介しているお酒は今西酒造によって作られた「三諸杉 菩提酛」です送料が無料で2390円は結構お得だと思います。

イニシエの手法で造られたこのお酒に興味があったら一度手にしてみてはいかがでしょうか?

 

最後になりますが、前日の記事にhananekochangさんfic-tionさんブックマークありがとうございました! 

 

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