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【ウイスキー】クモの巣さえそのままに!リンクウッド【スペイサイド】

                         2020年 3月13日 改定

今回紹介するウイスキーはリンクウッドです。

 

 

リンクウッドはブレンダーの間では昔から入手できる最上のモルトのひとつと言われてきたウイスキーです。

 

<リンクウッドの特徴>

リンクウッドは最上のモルトの一つと言われてきましたが、99%はブレンド用に使われてしまうこともあって知名度はあまりないウイスキーです。以前はオフィシャルで古城の描かれた12年物が販売されていましたが、現在はUDV社の花と動物シリーズの白鳥の絵が描かれた12年物のボトルが一般的です。

<リンクウッドのシンボル>

蒸留所内の冷却水を貯めておく池に毎年白鳥が飛来してくることから白鳥はリンクウッドのシンボルとなっている鳥なのです。ちなみに蒸留所の風見鶏も、倉庫のドアのシンボルも白鳥が使われているのです。

 

 

<リンクウッドの由来>

リンクウッドは蒸留所のある場所にあった貴族の邸宅の名前から付けられました。なぜ貴族の邸宅の名前がリンクウッドになったかというと、この地はかつては深い森に囲まれた美しい土地だったことから名付けられたのです。

 

<リンクウッド蒸留所について>

蒸留所が建てられたのは1821年のことでピーター・ブラウンが創業者です。
1936年にSMD(に買収されるまでは創業からの約100年間は同家が経営をしていました。この1936年に新しい蒸留所マネージャーのがロデリック・マッケンジーという方で中々面白い人物です。

 

<リンクウッドマネージャーのエピソード>

リンクウッドの蒸留所マネージャーであった、ロデリック・マッケンジーは想像を超える一徹者で、味を変える恐れのある環境の変化にはすべて反対していました。それはスチール内の蜘蛛の巣さえ,払うのを禁じたという逸話が残っているほどの徹底ぶりです。蜘蛛の巣を払うことで味が変わるのかどうかは定かではありませんが、ここまで徹底してきたことによって、伝統的な味を守ってきたのですから、すごいことですね。

 

味を守るためにクモノ巣さえ払わない徹底ぶりで酒造りをしてきた、このリンクウッドを一度試してみてください。

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