BAR こてっちゃん

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【日本酒】シャーベット状!千代の亀銀河鉄道【愛媛・亀岡酒造】

今回紹介するのは千代の亀です

 

 ここの酒造で造られているほとんどのお酒は純米吟醸酒が多く、しかも袋造りで無濾過の生酒です。これを0℃で氷温貯蔵し、瓶詰めしてからは貯蔵も流通も徹底して-18℃以下で行っています。氷温貯蔵中も毎年味を見て良い物だけを残していくそうやって10年後まで残ったのが銀河鉄道なのです。

 

<なぜ氷温貯蔵のお酒ができたのか?>

もともと亀岡徹氏は家業も継ぐ気がなく、マッキンリーの登頂など成功させている登山家でした。しかし日本に帰国するときに飛行機から見た日本の田んぼを見た時に日本の風景はなんて美しいんだ!と感動したそうです。

 

そのこともあって昭和50年からは本気で純米酒造りをはじめました。

しかし、どうしても高くなってしまう純米酒は売れません。どうやって売るかを悩みぬいた末に、氷温貯蔵冷凍卸を思いつきました。

 

また御祓地区の棚田(農作業は効率が悪く、体力的にきついため多くが捨てられている)を守るために無農薬米を契約栽培したり、百貨店の人を棚田まで連れてきて「あんたがうちの酒を買ってくれないと、ここがなくなるぞ」と言って買ってもらったり、挙句の果てには小田川を守る運動もしていたことがあり、川を衛岸工事から守るためにかぐや姫伝説まで持ち出して10年がかりで阻止をしたこともあったそうです。

 

そういった行動をしていると、周りからは白い目で見られて村八分や不買運動もあって一時期は大変だったそうですが、それでも続けてきたのは「酒造りも川も棚田も全部つながっている。目先の利益じゃなくて、次の世代のために自分が何ができるか」というポリシーを守り続けた結果なのでした。

そうやって今の亀岡酒造があるのかと思うと面白い話ですね。 


 

千代の亀銀河鉄道です。無農薬米が使われた贅沢なお酒です。このお酒を凍らせて流通させるのは、蔵出し時と同じ状態で飲んでもらうためで、シャーベット状で飲まれることを想定しています。半分位解凍した時、ビンをシェイクしシャーベット状にして飲むのが美味しく飲む秘訣です。

 

 

 銀貨鉄道には高くて手が出せないけどという方には、こちらもおすすめです。こちらのお酒も半分位解凍した時、ビンをシェイクしシャーベット状にして飲むのが美味しく飲む秘訣です。

 

こちらは 、2700円で、若々しい七色の味を持ち、香りの良さは格別で、蔵人しか味わえないかすみ酒でおすすめと亀岡酒造さんでも紹介されているお酒です。冷やのまま味わってくださいとのことです。

 

参考サイト

http://chiyonokame.shop-pro.jp/

 

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