今回紹介するのは司牡丹です。
司牡丹酒造では風土酒を提案しています。この風土酒とは地酒をもっと極めた酒のことです。司牡丹酒造の竹村明彦氏は「今の日本酒は同質化していて、これでは全国に色々な蔵がある必要がなくなってしまう」と考え、それならばと「より地域密着、より伝統的、より個性的、より自然」をコンセプトでお酒を造り、そのお酒を風土酒と名付けました。
ちなみに司馬遼太郎著の「竜馬がゆく」では竜馬が司牡丹を飲む様子が書かれています。
<司牡丹のこだわりエピソード>
明彦さんが風土酒を造るうえで、まずは米作りにこだわりました。
その結果、有機農法ではなく、永田農法に行きつきます。この永田農法は、自然に任せにして極力、水も肥料も与えないことよって植物本来の活力や生命力に頼った農法なのです。
ちなみに皆さんは有機農法と聞くとどういったイメージを思い浮かべますか?
環境に優しいとか、人に優しいとか思い浮かべるのではないでしょうか?
実は有機肥料は無機物に分解される過程でメタンガスを発生して、それが植物の根を傷つけるのです。メタンガスは地球温暖化の原因の一つとも言われていますね。そのうえ大量に有機肥料を使うと水や土の汚染も招くこともあるのです。何事もほどほどにってことなのですね。
永田農法で作った山田錦は、通常の山田錦と違って根がびっしり張り、倒伏しにくく、兵庫の特上山田錦よりもタンパク質含有量が少ない極めて上質な米ができることが分かりました。
それを本来の米の味を残すために、あえて磨きすぎず、50%の精米にしました。麹は箱麹で丁寧に作り、蔵内で培養されたオリジナル酵母を使い、原酒のまま火入れは一回のみで出荷します。
しかし、こだわったのはそれだけではありません。
ラベルは高知県産のケナフ100%の非木材紙で化粧箱もこのケナフと再生紙の合紙です。出荷用の段ボールも古紙に100%で、瓶も普通の茶瓶を使ってリサイクルできるように、徹底的に風土密着にこだわったのです。
こちらは高知県では四万十川よりも清流にふさわしいと言われている
仁淀川の水を仕込み水にしたお酒の720mlのものです。
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こちらは1800mlなので送料を含めた考えてもお得です。
参考サイト
http://www.tsukasabotan.co.jp/index.html
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