今回紹介するのは初孫です。
ここの蔵は生酛造りに徹してきた蔵です。ちなみに、杜氏の後藤英明氏がいうには目隠しで、飲んでもらって評価が高かったのが生酛造りだったそうです。
<目の付け所の重要性がわかるエピソード>
昭和44年から古酒に手を出していて鑑評会用の大吟醸を寝かせ始めたことから始まったそうです。その5年古酒を出しても、時代の嗜好と合わなかったのか売れなかったそうですが、フランス料理店に置いたら非常に人気が出たというのだから何とも面白い話です。そもそもフランス店に日本酒はどうかと考えたのがすごい発想ですね。日本で売れなかったのは級別制度に色がついてしまう古酒は減点されてしまうといったこともあったのでしょう。
級別制度については下記記事で解説しています。
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このフランス料理店に出したのが「秘蔵初孫」です。フランス店を主体にした限定出荷になっています。ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?
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一般に手に入りやすいのはこちらの初孫「古酒三歳」です。こちらもおすすめです。
参考サイト