2020年 4月8日 改定
今回紹介するウイスキーはオーヘントッシャンです。
オーヘントッシャン蒸留所は、創業者や創業年が謎という面白い蒸留所です。一説では1800年ごろにアイルランドの移民が建設したともいわれていますが、果たしてどうなのでしょうか?
ちなみにオーヘントッシャンとはゲール語の「野原の片隅」という意味です。その名の通り、蒸留所はキルパトリック丘陵の麓にあります。
<オーヘントッシャンにまつわるエピソード>
守られるローランドの伝統
3回蒸留というローランドの伝統を守っています。ちなみにこの3回蒸留を行っているのはオーヘントッシャンとローズバンクのみでしたがローズバンク蒸留所は閉鎖されてしまったため、オーヘントッシャン蒸留所のみで行われている技術なのです。(スプリングバンクでは一部3回蒸留を行っています。)
3回蒸留の特徴
3回蒸留はアルコール度数が高くなるので、純粋アルコールに近くなるという特徴があります。 そのためマイルドで個性がやや乏しいと言われることもありますが、熟成期間が短くなるというメリットがあります。
琥珀色に染まった川
また、第二次世界大戦中にドイツ軍の攻撃を受けた際に建物が壊れて、近くに流れるクライド川が琥珀色に染まったというエピソードも残っています。
ちなみに現在の蒸留所は大戦後に再建され、サントリーが所有している蒸留所でもあります。
<オーヘントッシャンの評価>
3回蒸留を行っていることから、ライトでクリアな味と評価されています。やや個性が乏しいといわれることもありますが、そのマイルドな味わいは、スコッチ初心者や女性にもおすすめで、食中酒としてもうってつけと評価されているウイスキーでもあります。
この唯一ローランドの伝統を守り続けている蒸留所で造られるオーヘントッシャンをぜひ飲んでみてください。
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