今回紹介するのは百々登勢です。
福正宗で知られる福光屋は古酒の先駆者でもあります。古酒の研究に手を出したのはなんと昭和30年代だったというのだから驚きです。
この古酒に着手するきっかけのエピソードが面白いのです。
<百々登勢誕生のエピソード>
昭和35年頃当時ほとんどなかった吟醸酒を販売するも、まだ当時は馴染みのない吟醸酒は良さを理解してもらえず、ほとんど売れませんでした。売れ残った吟醸酒をタンクに入れたままにして3年間、試しに飲んでみたら格段に美味しくなっていたのです。
それがきっかけで古酒づくりに着手することになります。
その成果は昭和44年に3年古酒の福正宗オールドとして売られて、これが好評となりワインの熟成を参考にしながら、より長く熟成させる方法を模索していったのです。
しかし着手した当初は3年、5年と熟成させても一向に味が良くならなかったそうで逆に味も香りも落ちてしまいました。しかし忍耐強く辛抱して熟成させると、奇跡が起きます。10年を過ぎたあたりから良くなりだして突然20年で素晴らしい変身を遂げることになります。これが現在の百々登勢に受け継がれているというわけです。
こちらはお値段がお手頃な5年熟成の物となっています。
こちらは1993年に醸造されたものです。通常の20年熟成させたものよりお値段はお特となっています。
こちらがは20年熟成させたものです。どんな味がするか気になりませんか?
参考サイト
https://www.fukumitsuya.co.jp/
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