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【ウイスキー】奇妙な風習の残る島!スキャパ【アイランズ】

                         2020年 3月17日 改定

今回紹介するウイスキーはスキャパです。

 

 

この蒸留所は、オークニー諸島の一番大きい島であるメインランドにあり、スキャパ湾に面した場所にある小さな蒸留所です。ちなみにオークニー諸島にはセルキー族(人魚)というアザラシの妖精やカッパなどという神話の種族が多く存在していると伝えられています。

 

<スキャパとは>

1885年に創業された蒸留所で造られているウイスキーで、現存する唯一の「ローモンドスチル」という特殊な形をした蒸留窯が使われていることから、オイリー評価される個性的な特徴のあるウイスキーとなっています。また、そのキャラメルフルーティな香りから女性からも好かれるウイスキーでもあります。

 

<スキャパの意味>

スキャパとはノース語でそのオークニー諸島の地形から貝床という意味があるという説とボートという意味があるようですが、どちらの意味かは、はっきりしていないようです。

 

<オークニー諸島の伝説>

伝説によると海の怪獣に捧げられそうになった王妃様を救うためにボートにピートを積んで挑んだ若者がいました。この若者はボートもろとも怪獣の口に飛び込みお腹の中で、ピートを燃やして倒したのでした。その怪獣の歯が70にも及ぶオークニー諸島になったそうです

またスキャパ海峡では1918年にドイツの戦艦であるヒンデンブルクとセドリックが沈められたことで知られているが、その後、波間に沈んだ船影が見えたことから、見物客でにぎわったこともあるそうです。

 

<密造酒を造っていた時の奇妙な風習>

村の教会にはカークウォールの大聖堂を建てたノルウェー王である聖マグナスの大杯があります。村にやってくる新任の教区牧師大杯に注がれたウイスキーを飲まされるのですが、これを一気に飲み干すことができると、在任中は村が大いに栄えるといった言い伝えがあったそうです。当時の牧師さんは来てみたら大量のウイスキーを飲まされるのだから大変だったでしょうね(笑) 

 

 

 こちらは終売になっているので少しお値段が高めです。

 

 

スキャパ スキレンは光り輝く空という意味で、オークニー諸島の美しい空や海を表して名づけられました。スッキリした甘さ、またノンエイジということから値段がお手頃と評価されることもあるウイスキーです。
伝説が多く残っている場所で5人のクラフトマンのみで造られたこのお酒をぜひ一度味わってみてください。

参考サイト

https://bacchusbarrels.net/post-80/

https://scapa-whisky.jp/landscape/index.html

https://blogs.yahoo.co.jp/horagai_of_atlas/3304332.html

 

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