今回紹介するウイスキーはブラック&ホワイトです。
<夢を持ち続けた少年>
ブラック&ホワイトの生みの親であるジェームズ・ブキャナン14歳の時に船会社の医事勤員として働き始め、いつか首都であるロンドンに進出してお金持ちになるんだという夢を持っていました。夢を持ち続け、30歳の時にウイスキーのブレンダーとしてジェームズ・ブキャナン社をロンドンに設立することに成功します。
<ジェームズ・ブキャナンが目をつけたところは>
当時のウイスキーは風味の強いモルトウイスキーが主流でブレンデッドは生まれたばかりでした。そこに目をつけたジェームズ・ブキャナンはロンドンの若者やウイスキー初心者にも飲みやすいまろやかなお酒を造れば、ロンドンの人々に受け入れられるのではないかと考えます。そして設立から5年後に「ブキャナンズブレンド」を売り出します。
<売るための様々なアイデア>
まず力を入れたのは、ボトルとラベルです。ロンドンで受け入れられるために都会的なデザインを目指し、黒いボトルに白いラベルというシンプルでかっこいいものにします。また酒販店中心の営業が主流の時代でしたが、それには従わずミュージックホールやホテルバーを中心に営業に行きます。これらの戦略が成功し飛ぶように売れ、2年後には英国下院議会の指定銘柄になるという栄誉も与えられるのです。
<ラベルに二匹の犬が描かれた理由>
当時の世の中は伝統を重んじて頑固なスコッチ業界で一度決まったブランド名を変えるなんてことはあり得ないことでした。白と黒のボトルが印象強かったこともあり、人々はブキャナンズブレンドを注文するときに「白と黒のウイスキーをくれ」と頼むことが多かったのだそうです。それを知ったジェームズ・ブキャナンは正式名をブキャナンズブレンドからブラック&ホワイトに変え、さらに白と黒の印象を強めるためにラベルに黒と白の2匹の犬を登場することになったのです。アイデアは色々なところに転がっているものですね。実はこの2匹が登場するアイデアは、動物好きだったジェームズ・ブキャナンがある日ドッグショーに行くと、そこで優勝したのがこの2匹の犬だったことから思いついたのでした。
夢に向かって頑張っている方々、このブラック&ホワイトを飲んで夢を実現しましょう!お値段も1252円とかなりお手頃です。
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