BAR こてっちゃん

お酒のエピソードは面白い!ウイスキーや日本酒などこてっちゃんが気に入ったお酒の話を交えながら紹介していくブログです

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【日本酒】二人三脚での酒造り!清りょう【群馬・町田酒造店】

今回紹介するのは清りょうです。

 

<清りょうのエピソード>

清りょうは初代卯三郎と親交があった漢学者によって、神聖な清らかな御神酒を口で頂くという意味が込められているのです。
実は、このお酒ですが検索すると清瞭で出てくることがありますが、本当の「りょう」の漢字は目偏ではなく口偏ですのでお間違いのないようにお願いいたします。
この名前に付けられた由来を聞くと納得できますね。

<杜氏である町田恵美さんのエピソード> 

普通の生活を夢見た女性

蔵の跡取り娘であった町田恵美さんは、日本酒が飲めるようなったのが23歳の時のこと。女子大の文学部を出てOLになることに憧れていた女性です。その望み通り電機関係の会社に勤め、営業事務で宴会の席の場に参加するうちに徐々にお酒が飲めるようになり、美味しく感じるようになっていったのだそうです。しかし、望んで働き始めたOLですが、その単調さに疑問を感じるようになります。そんな時に町田酒造店の事務をしていた人が退職し、母親から蔵に戻らないかという話がきっかけで戻ることに決めたのです。学生時代からお付き合いをしていた現代表取締役の晶也さんにそのことを伝えると、晶也さん今まで働いていた仕事を辞めて、一緒に蔵に入ると言ってくれたのでした。こうして二人の二人三脚の酒造りが始まります。

 

0からのスタート 

しかし、恵美さんには酒蔵での実務経験があったわけではなく、そして晶也さんもお酒が飲めなかったという状態からの酒造り、大変だったのは言うまでもありません。仕事がわからないお二人は人が足りない場所を埋める形でなんでも仕事しました。そんなある日恵美さんは営業で酒販店を回るうちに、自分たちのお酒の造り方も知らないで、扱ってもらうのではだめだと感じ、日本酒は米から作られるという事しか知らなかった恵美さんは酒造りの現場にも入れてもらえるよう頼んだのでした。そんな現場に入っているうちに、印象的な体験をします。それは醪を櫂(かい)で撹拌させた時の、個体だった米が液体に変わる感触でした。この不思議な感覚の経験もあり仕込み中の醪などを飽きることなく眺めるようになったのでした。


どんどんハマっていく酒造りの世界

 二人にとって二年目の酒造りは、新潟からベテランの杜氏に半年間の住み込みで来てもらい、恵美さん夫婦と25歳の若い蔵人二人、そして72歳の杜氏という状態で始まりました。この構成が良かったようで酒造りはほとんど何も知らない恵美さんたちにとって長いキャリアを持っている杜氏から学べたことで、素直に技術を吸収することができたとのこと。
こうして酒造りを学び、今まで60%ものお酒が普通酒だったのを徐々に純米酒を増やしたり、10月から12月にかけて、酒販店に在庫を置かないで瓶詰めした大吟醸と純米吟醸を一斉に出荷する、季節限定販売というアイデアも実践し好評を得るのです。ちなみにこの2つのお酒は、以前に町田酒造店で造っていた「かかあ天下」と「亭主関白」というお酒です。二人三脚で造ってきたお二人にはぴったりなお酒ですね。

清瞭 特選純米 720ml

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値段は1603円です。頑張れば、なんでも成し遂げられるという事を教えてくれる気がするこのお酒を一度味わってみてはいかがでしょうか?

清瞭 吟醸純米 720ml

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こちらは吟醸純酒です。値段は3204円と少しお高めですが、気になる方はこちらもどうぞ

参考サイト

www.seiryo-sake.co.jp/pages/corporate.html

 

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