今回紹介するのは澤乃井です。
この蔵は1966年から他の蔵よりも早くから蔵見学を始めています。無料で酒蔵見学ができ、インターネットから予約ができるので興味のある方は行ってみると面白いですよ。
<澤乃井の蔵のエピソード>
澤乃井には元禄蔵、明治蔵、平成蔵の3つの蔵があり、それぞれ役割が違うので面白いです。
元禄蔵
ビンテージの日本酒が貯蔵されている。現代では考えられないほどの太い梁の組構造。元禄16年につくられて約300年間そのままの姿を保っている。
壁は土壁なこと。また天井が高く作られているため、熱い空気は上にあがることから、夏でもエアコンを使わずに涼しさを保った構造になっている。
明治蔵
仕込みと貯蔵することが役割。最小限の温度変化で済むように設計されているのが特徴。蔵が元禄蔵と独立しているのではなく、天井を新たにつくって壁も作り、元禄蔵につなげる形で増設された。
平成蔵
最先端の省力化の装置があり、手作りの部分も残しながら良質の日本酒を造ることができるよう工夫されている。平成4年に蔵をつなげる形で増設された。
<澤乃井の由来>
澤乃井の由来は所在地が沢井村と呼ばれていたことから命名したそうです。ちなみに沢井は名水が沢のように流れているところから名づけられました。水がきれいなためワサビづくりが盛んです。ちなみに、澤乃井のキャップにも水が綺麗な所にしか住まないサワガニが描かれているのが特徴的です。
<澤乃井の水へのこだわり>
この蔵は面白いことに、蔵の敷地から湧き出ている水と蔵から少し離れたところにある水の2つを使い分けています。特に蔵の横井戸は300年前から伝わる名水で澤乃井の宝となっています。
参考サイト
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