赤丸の部分がアイラ島でアイラモルトの生産地です。
< アイラモルトとは>
スコットランドの西側の島にヘブリディーズ諸島があります。その最南端にアイラ島があり、そこで造られるウイスキーの事をアイラモルトと言います。ちなみにアイラ島には3200名ほどしか住んでいなく、ウイスキー産業がアイラ島にとって、とても重要なものとなっているのです。また、スコットランドで一番初めにウイスキー造りが伝わった土地ともいわれています。
そして、ブレンデッドウイスキーでアイラモルトが入っていない酒はないといわれるほど重要な原酒となっているのが特徴です。
<アイラ島について>
そもそもアイラ島とはゲール語で「この島」という意味だと考えられています。
これはどういうことかというとスコットランドから遠洋漁業に旅だった猟師たちの帰還するときの目印にされていたことから名付けられたのです。
またヴァイキングの言葉で「酒の島」という説もあります。
<ウイスキー造りに適した環境>
アイラモルトもスコッチの聖地と呼び名が高いのですが、それには理由があります。
・温暖な気候のため、大麦の生育に適している。
・島の4分の1ほどが厚いピート(泥炭)層に覆われている。
・良質な水に恵まれている。
・水はピートの層を通過しているため茶色でピート香が強い。
<アイラモルトの特徴>
・好きか嫌いかに別れることが多い
・独特のスモーキー
・独特のピート香
・独特のヨード臭(潮風の香りとも呼ばれています)
→何年間も潮風にさらされながら貯蔵されるため、潮っぽいといわれる。
→またピートには海藻類も多く混入していることも起因している。
<アイラモルトの最新ニュース>
現在アイラ島で、アードナホー蒸留所が2019年4月2日にオープンして、ガートブレック蒸留所とが開業準備中です。
アイラモルトファンには今後どうなるのか気になる展開となっています。
<面白い話>
1.淡路島ていどの大きさのアイラ島で生産されるアイラモルトによってもたらされる税収は、年間約380億円を超えている。これは島民一人辺り約950万円になるというのだから凄いことですね。
2.アイラ島にはアイラアイテスという言葉があります。アイテスはラテン語で病気という意味です。なんとアイラ島を訪れた人はみんなが罹ってしまう病気なのだそうです。どんな病気かって?
アイラ島を立ち去りがたくなってしまう病気です。アイラモルトに魅せられている人はもしかするとこの病気に罹っているのかもしれません。
<アイラモルトの種類>
【ウイスキー】アイラモルト銘柄一覧
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