今回紹介するカクテルはカイピリーニャです。
このカイピリーニャはブラジル発祥のカクテルで、ブラジルで人気があるのは勿論のこと、徐々に世界的に人気の火が付きつつあるカクテルでもあるのです。
<カイピリーニャとは>
カイピリーニャはブラジルで伝統的なお酒であるカシャッサをベースに作られるカクテルです。ちなみに、ブラジルで、カシャッサの代わりに日本酒を使うレシピもあるのですが、その名前は「サケピリーニャ」となるのだとか。ブラジルで日本酒を使ったレシピがあるのも面白いですが、名前に「サケ」とつくのがまた面白いですね。
<カイピリーニャ由来にまつわるエピソード>
ポルトガル語で「田舎の娘さん」と言う意味があるとサントリーでは紹介していますが、Wikipediaでは「田舎者」と言う意味で、娘さんの意味はほとんどないと紹介されています。
ちなみにこのカイピリーニャの名前の由来には色々な説があって面白いので紹介させていただきます。
女性名詞から派生した
caipira(カイピーラ)という「田舎に住んでいる人たち」という言葉が語源になっていて、6月に農村部で行われるフェスタジュニーナというお祭りで、カイピーラの女性たちがライム入りのカクテルをふるまっていた。そのことから、カイピーラの女性名詞から派生したという説。
強いアルコールが飲めない人のためにつくられた
もう一つはカシャーサのような強いお酒を飲めない人のためにつくられたカクテルという説です。
そのことから「ヴォセス トーマン ベビーダ ダス カイピリーニャス(か弱い女の子用の酒しか飲めないのか?)」という小バカにした言葉が由来の説です。
<カイピリーニャ カクテル言葉>
カイピリーニャのカクテル言葉は「素朴」です。田舎の娘さんという意味ともぴったりですね。
<カシャッサとは>
カシャッサは2012年にリオデジャネイロの文化遺産に登録されたお酒です。サトウキビを原料としたお酒で、カイピリーニャの人気もあって今や世界で注目されているブラジルのスピリッツなのです。このカシャッサは、立ち位置的には日本酒に近いイメージですが、基本的に安酒のイメージがついていて、好きで飲む人はもちろんいますが、カシャッサしか買えないから飲んでいる人もいるのだそうです。
ちなみに小規模のハンドメイドで造られる高級なカシャッサもあって、そちらは「カシャッサ アルティサナウ」と呼ばれています。
<カシャッサのエピソード>
カシャッサには面白い話があります。
実はこのお酒は世界で一番アダ名が多いお酒で、実に百以上ものアダ名があるのです。
その一部を紹介しましょう。
カイデイラ:酔いつぶれ
クーラトゥッド:万能薬
サンチーニャ:かわいい聖女
ヴェネーノ:毒物
カフェブランコ:白いコーヒー
アグアマルーカ:狂った水
<カイピリーニャ レシピ>
1.グラスに細かくしたライム2分の1個を入れる。
2.砂糖を小さじ2杯入れて、ライムと馴染ませるように押しつぶします。
3.カシャッサを45ml入れて、砂糖が溶けるまでよく混ぜる。
4.氷を入れて再度混ぜたら完成です。
※ライムではなくレモンやオレンジを使う場合もあるようです。
このカシャッサ51が良くブラジルでカイピリーニャに使われているカシャッサです。ちなみにブラジルでは、1リットルで約250円程度なのだとか。
こちらの「ベーリョ バヘイロ ゴールド」もカイピリーニャによく使われるカシャッサです。
無農薬のライムです。8~11個 入っているのでライムをよく使う方はこちらからどうぞ
参考サイト
カイピリーニャ 詳細情報 カクテルレシピ - Liqueur&Cocktail - サントリー
【カイピリーニャ】絶品レシピを達人が伝授!~ブラジルのカクテル~
「カイピリーニャはブラジルそのものだ」といわんばかりのカクテルです
今回の記事を書くにあたって、ツイッター等で良くしてくださっている、ブラジルに在住のパパガイオさんにカイピリーニャとカシャッサのことで質問すると丁寧な回答をしていただきました。この場でお礼を申し上げます。
パパガイオさんのブログへは下からどうぞ。
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