今回は初心者向けにジンってどんなお酒なの?
どんな種類があるの?
どういう定義なの?
ということを解説していきたいと思います。
<ジンとは>
ジンは無色透明なお酒です。アルコール度数は大体40%ほどのものが多いお酒で、蒸留酒の一種です。主原料は大麦やライ麦などの穀物ですが、何よりも特徴的なのが、香りをつけるために植物の草や皮などのボタニカルと呼ばれる材料と一緒に再蒸留することです。これにより、すがすがしい香りのお酒となるのです。
<ジンの種類>
ドライジン
・イギリスの伝統的なジンで圧倒的シェアを誇っている。
・ちなみに日本のクラフトジンの多くもこのドライジンに位置づけされる。
ジュネヴァ
・オランダ、ベルギーというジン発祥の地で造られるジン
・ドライジンはジュネヴァがイギリスに伝わり派生したもの
シュタインヘーガー
・ドイツで独自に誕生したジン
・シュタインハーゲンという村が語源となった。
<ジンの定義>
ジン
・農作物由来のアルコールにジュニバーベリーで香りづけしてあるスピリッツ
・度数が37.5%以上であること
・定められたものであれば、人工的な物も香り付けに使うことができる
※定義が最もゆるいもの。色についても、再蒸留に関しても制限がない。
※すべてのジンがこのジンの定義に当てはまる。
蒸留ジン
・適切な品質の農作物由来のエタノールをジュニパーベリー自然のボタニカルで再蒸留したもの
・度数が37.5%以上であること
・定められたものであれば、人工的な物も香り付けに使うことができる
※一般的なドライジンはこの蒸留ジンに当てはまる。
ロンドンジン
・100Lに対して5g以下のメタノールまでしか含まない農業アルコールであること
・香りづけは自然の植物で伝統的な蒸留器で再蒸留されていること
・蒸留後の度数は70%以上であること
・農業由来のエタノールの追加は定められた品質であること
・1Lあたり0.1gを超える砂糖で甘みをつけないこと。
・着色はしないこと
・蒸留後は水以外のものは加えないこと
・最低度数は37.5%以上であること
※最も厳しい定義となっている
ちなみにこの3つの定義による種類わけですが、品質の良し悪しとは関係がありません。
クラフトジンの中には蒸留所の特色を出すためにあえて、蒸留ジンにしているなんてものもあったりするのです。
実は、この定義も2008年に初めて定められたもので、それまでは全てジンと名乗ることができたという経緯があります。それではいけないということで、この定義ができたのですが、最近のジンの事情から定義の再制定も考えているようです。
参考サイト
・ジンの"定義"をシンプルかつ丁寧に解説!実はジンは3つに分類される…
・ジンとはどんなお酒? ジンの起源と魅力を知ろう|たのしいお酒.jp
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