BAR こてっちゃん

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【ウイスキー】250年目の復活!キルベガン【アイリッシュ・ブレンデッド】

今回紹介するウイスキーはキルベガンです。

このキルベガンアイリッシュ最古の蒸留所名を冠したアイリッシュウイスキーで、クーリー蒸留所によって造られているウイスキーなのです。

 

<キルベガンとは>

実はキルベガンというウイスキーはシングルモルトブレンデッドの二つがあるのです。
ブレンデッドは、クーリー蒸留所のモルト原酒とグレーン原酒を主にブレンドして造られているウイスキーです。

 

<キルベガン蒸留所について>

キルベガン蒸留所の歴史

キルベガンとはダブリンから西に80km行ったところにある町の名前が由来です。そこの蒸留所は現存するアイルランドの蒸留所としては最古の蒸留所で、昔の名前は川の名前から「ブルスナ蒸留所」、ロックスファミリーという経営者の名前から「ロックス蒸留所」と呼ばれていたこともある蒸留所でもあります。
そんなキルベガン蒸留所で造られていたウイスキーは一時期はアイリッシュウイスキーの全盛を支えるウイスキーの一つだったのですが、徐々に経営が悪化していき、1953年に約200年の歴史に幕を下ろすことになるのです。

 

キルベガン蒸留所のその後の変遷

さて、蒸留所としての歴史を終えてからの変遷も中々面白いので、紹介いたします。
まずは養豚所になります。その後、農器具メーカーの倉庫、そして、歴史ある蒸留所を保存しようという方向になっていき、1982年にキルベガン蒸留所博物館として蘇るのです。
しかし、これでは終わりません。
1989年にキルベガンを造っているクーリー蒸留所がこの博物館を買い取ります。
当初は博物館とカフェは町が経営して、熟成庫はクーリー蒸留所が利用するかたちだったのですが、2007年、実にキルベガン蒸留所が創業してから250年目の節目の年にポットスチルが運び込まれて、キルベガンが蒸留所として復活したのでした。

 

<クーリー蒸留所について>

クーリー蒸留所は中々に面白い蒸留所です。創業は1987年と比較的に新しい蒸留所で、数少ないアイリッシュウイスキー蒸留所の一つなのです。またウイスキーの造り方がユニークで、アイリッシュウイスキーには基本的についていないピート香をつけた造りとなっているのです。というのもアイリッシュウイスキーには元々、ピート香がついていたのです。
それを現代版に復活させた造り方をしているのがクーリー蒸留所なのですね。
そんな特徴もあり、キルベガンの味スコッチウイスキーに似ていると感じる人も多くいることでしょう。

 

アイリッシュより、スコッチの方が好きという方も一度キルベガンを試してみてはいかがでしょうか?

 

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