今回紹介するビールは「シュパーテン ミュンヘナーヘル」です。
このビールを造っているシュパーテン醸造所は1397年にはミュンヘン市に納税していたという記録があります。歴史ある醸造所なのです。
<シュパーテン ミュンヘナーヘルとは>
「シュパーテン ミュンヘナーヘル」は 世界で初めて誕生したラガービールです。
つまり日本のビールである、アサヒビールや麒麟ビールなどのラガービールも、このシュパーテン ミュンヘナーヘルが誕生していなければ、存在していなかったのです。
ある意味では日本ビールの父といっても良いビールではないでしょうか?
ちなみに、日本では「シュパーテン プレミアムラガー」と呼ばれていることもあるようです。
<ラガービール誕生エピソード>
ビールは上面発酵が主流だった19世紀。
シュパーテン醸造所のガブリエルゼードルマイヤー氏が下面発酵酵母の分離に成功します。
そして、発明されたばかりの冷凍機をビール造りに応用することで、下面発酵ビールの製法を確立するのです。
というのも、それまで主流だった上面発酵に適した温度は15℃~20℃くらいなのですが、下面発酵の適温は5度前後なのです。この低い温度で発酵させるために冷凍機が大活躍したというわけなのです。
<シュパーテン ミュンヘナーヘルの意味>
シュパーテンとはドイツ語で、「シャベル」のことです。
これは醸造中に釜を混ぜる時にシャベルが使われていることからつけられた名前です。つまり、ラベルに描かれているシャベルの絵は、醸造所であるシュパーテンを表しているというわけなのです。また、シャベルは欧米で縁起のいいものとも考えられているということもあって、まさにシャベルがうってつけのデザインだったのでしょう。素敵なラベルとなっています。
次にミュンヘナーの意味ですが、「ミュンヘンの」という意味です。
そして、ヘルが「明るい・薄い」という意味であるのですが、その名の通り、「シュパーテン ミュンナーヘル」は透明感あふれる薄い黄金色のビールとなっているのです。
ラガービールの元祖である、「シュパーテン ミュンヘナーヘル」と日本のビールを飲み比べてみてはいかがでしょうか?
参考サイト
シュパーテン ミュンヘナーヘル〔苦味やわらかな飲みやすさ抜群のピルスナー〕 | 記念日美味しいお酒
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