2019年12月9日 改定
今回紹介するウイスキーはロイヤルロッホナガーです。
<ロッホナガーの由来>
ロッホナガーとは、ディー川沿いで一番高い山の名前です。ゲール語で「岩の露出した湖」の意味なのですが山なのに湖という意味が付けられているのは山頂近くにある小さな湖の名前がロッホナガーで、その湖の名前がそのまま山の名前になったからなのです。
<ロッホナガーにロイヤルがついた理由のエピソード>
ニューロッホナガー蒸留所の誕生
1845年にジョン・ベッグによってディー川のほとりに、ニュー・ロッホナガー蒸留所が立てられました。これは元々対岸にロッホナガー蒸留所があり、1829年に大洪水で流されたことから区別するためにニューが付けられたのです。
女王一家を蒸留所に呼ぶことに成功した戦略
3年後に若き日のヴィクトリア女王と最愛の夫であるアルバート公とその子どもが、この蒸留所近くにあるバルモラル城に滞在していることを聞きつけた、ジョン・ベッグはアルバート公が大の機械好きという情報と彼らが城にいることに飽きているという読みから、手紙を書いて蒸留所に招待しました。すると翌日には彼らが来て、見たもの全部を気に入ったのだそうです。
女王一家に気に入られた結果
その訪問から数日して女王御用達の勅許状が授けられ、以来ロイヤルロッホナガー蒸留所と名乗ることになったのです。
ジョン・ベッグの読みがあたり、売り上げは見事に増加したのでした。
なんというかジョン・ベッグ氏の読みに脱帽するエピソードでした。
ちなみにヴィクトリア女王は好んでこのモルトを飲んでいたそうで、極上のボルドーワインにロッホナガーを数滴落として飲んでいたことも有名なのでそうです。
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