2019年11月24日 改定
今回紹介するウイスキーはボウモアです
このお酒は海のシングルモルトと呼ばれたり、アイラモルトの女王とも呼ばれているお酒です。
<ボウモア蒸留所についてのエピソード>
この蒸留所は1779年にオープンしたアイラ島では一番古い蒸留所となっています。
1994年まではモリソン・ボウモア社が所有していましたが、現在はサントリーが所有している蒸留所となっています。そしてやはり特筆すべき点は、ほとんどの蒸留所で行われなくなったフロアモルティングを行っている数少ない蒸留所ということでしょう。
また、蒸留廃液の高熱を利用して温水プールを作るなど島民の福祉にも役立っているというのだから面白い蒸留所です。
<海のシングルモルトと呼ばれることになった理由>
この蒸留所はピートも製麦工程も潮風の影響を受け、しかも第1貯蔵庫はダイレクトに海に面し、波打ち際の岩盤を削り取り整地した上に建造されています。つまり海抜0メートルに位置していて庫内の床は海面下に位置し、半地下のようなつくりとなっていいて、海面下で貯蔵されているという何とも特殊なお酒なのです。そして面白いことに、この第一貯蔵庫ですが大潮の日の満潮時には1メートル位沈むのだとか。ボウモアはゲール語で「大きな湾・大きな岩礁」という意味で、凪いだ日も嵐の日も、容赦なく外壁を打つ。海という自然環境と対話しながらモルトウイスキーは熟成していく。まさに海のシングルモルトと呼ばれるのにふさわしいお酒なのです。
海のシングルモルトであるボウモアをぜひ飲んでみてください!
参考ページ
https://www.suntory.co.jp/whisky/bowmore/
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