今回紹介するのは青煌です
武の井酒造は、杜氏の清水紘一郎さんと社長の清水元章さんのいとこ同士での二人三脚で盛り上げて酒造りを行っている酒造さんなのです。
<衝撃を受けるほどの経験は人を変える>
武の井酒造の先代の杜氏は、紘一郎さんのお父さんで先代の社長は元章さんのお父さんだったそうです。その時の生産の90%を超える割合で造られていたのが普通酒でした。農業大学の醸造学科で勉強していた紘一郎さんは酒蔵の息子や娘の仲間ができて、一緒に色々なお店に行くうちに、味わいにこだわった日本酒があることを知り衝撃を受けます。そこから徐々に自分も普通酒よりもこだわったお酒が造りたいという思いが湧いてきたのでした。
<花酵母との不思議な出会い>
そんな時に大学で師事したのは花酵母の権威と呼ばれる元教授である、中田久保先生でした。実はこの先生は紘一郎さんのお父さんと東京農業大学の同期であるという不思議な縁でつながっていたのです。そのこともあり、中田先生が修行のための蔵に紹介したのが以前、このブログでも紹介した花酵母の酒造りの先駆者である来福酒造さんでした。
<青煌の誕生エピソード>
来福酒造では約10種類の花酵母と約20種類の米を掛け合わせ、年間120本の仕込みを行い、適した組み合わせを探していましたが、3年の間、来福酒造で修業した紘一郎さんは、武の井酒造と来福酒造では設備の面で異なることから、修行中に一番衝撃をうけたツルバラの酵母一つに絞り込み、新しい酒造りを行うことに決めたのでした。この決断が成功を呼び寄せ、コストはかかりつつも、紘一郎さんの苦心の末に良い品質の酒が出来上がったのでした。このお酒が青煌なのです。
<青煌の名前の由来>
日本名水百選にも入る三分一湧水が湧いていることから、その水の青く澄んだイメージと、山梨の日本酒がもっと煌き、ゆくゆくは世界に向けて煌くことの願いが込められてつけられた名前なのです。
1705円で飲めるツルバラ酵母の純米吟醸酒です。ツルバラ酵母の違いを一度試してみていただきたいです
参考サイト
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