今回紹介するのは箕面ビールです
箕面ビール、それは特別なビールではなく「デイリーなビール」
<箕面ビール、窮地を脱したエピソード>
窮地に立たされての一つの決断
箕面ビールは1997年に創業すると地ビールブームを追い風に売り上げをどんどん伸ばしていきます。しかし2000年初頭には他のブームが去ってしまい、売り上げは時にはピーク時の20分の1にまで落ち込んでしまったのです。
撤退という苦渋の選択も頭によぎっていたころ、現社長である大下香緒里さんが一つの決断をするのです。
「すべてを変えよう」
それは、仕入れ段階で味わいがほぼ決まっていた、濃縮麦汁を加水還元するという当時の箕面ビールのビールづくりをやめるという決断だったのです。
この考えのもとには、今の苦境は、ビールブームが去ったことだけが原因でなく「これが自分たちのビール」と誇れる味わいのビールが造れていないと考えてのことだったのです。
胸を張れる味わいが人々から愛される秘訣
そこで行ったことは、さらに莫大な費用を借り入れ、製造設備を全て入れ替えるということでした。
窮地に立たされ田中でのこの大きな決断は中々できるものではないですよね。
まさに背水の陣を敷いての大作戦だったのでしょう。
そして、この決断が窮地に立たされていた箕面ビールを救ったのでした。
<大下香緒里さんの目指すビール>
ブログの冒頭でも少し触れましたが、大下香緒里さんが長年追求し続けているビールは「デイリービールとして愛される味わい」、つまり毎日でも、何杯でも飲みたくなるビールです。
個性やインパクトが強くて、最初の一口、二口がおいしくても「もういいや」ってなってしまう味ってありますよね?そうではなくてバランスを大切に、強く主張しなくても自然と個性が立つ、優しい味わい深さを理想としているのです。
<箕面ビールに完成などない>
大下香緒里さんは「一つのものができて、色々と評価されるようになってもレシピが完成したわけではない」といいます。
その評価を得たビールもマイナーチェンジを繰り返して、どんどん、どんどん、味を突き詰めていくのが箕面ビールのやり方なのです。この終わりのない味への追及こそがクラフトビールの真価なのでしょう。だからこそ、進化を続けていき人から愛されるビールが造れているのでしょうね。
こちらは「箕面ビール スタウト」です
このスタウトは多くの受賞をしているビールで、やわらかさとドライな後味にこだわった、飲み飽きないビールとなっています。少し甘さを感じ、苦みを控えたこのビールは食後にゆっくりと味わうのがおすすめのビールとなっています。
こちらは「箕面ビール ペールエール」です。
食欲のない時や夏場におすすめのビールで香りと一緒に心地よい苦みが楽しめるビールです。
こちらはコーヒービールです。
コーヒービールなのに色は黒じゃなくてブロンドなのが面白いところです。
そしてやはり目が引くのはラベルのサルではないでしょうか?
ベースは「おさるIPA」でコーヒービールのイメージを覆すビールとなっています。
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