今回紹介するのはファレルノ・デル・マッシコビアンコです。
<エピソード>
このワインは1965年に古代のワインに魅せられたエリート弁護士のフランチェスコ・パオロ・アヴァッローネ氏がVinum Falernum という、20世紀初めに消えてしまった、伝説のワインをよみがえらせたいという思いから生まれました。
アヴァッローネ氏が求めたのは、古代ローマ時代のファレルノのワイン”でした。これはおよそ今から2300年前の紀元前時代のワインという事です。
おそらくこのことからこのようなラベルが付けられたのでしょう。
ナポリ大学の穀物科学の教授や、友人たちの協力のもと、数年後にFalernumを産んだブドウ品種はファランギーナ種と特定することに成功しました。ですが、この品種は戦後のアメリカの苗についてきた病原菌によって絶滅したと考えられていたブドウ品種だったのです。ところが、アヴァッローネ氏はあきらめずにカンパーニュ地方をくまなく探してみると奇跡的に生き残ったオリジナルの木を三本見つけ出すことに成功したのです。
それをもとに、ついに歴史あるワインを復活させることに成功したのでした。
あきらめなければ、実現することは不可能ではないという思いにさせてくれるエピソードですね。
是非この情熱によって復活を成し遂げたこのワインを飲んでみてください!
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