2020年 2月5日 改定
今回紹介するのはアバフェルディです。
水の神のプールで造るデュワーズのキーモルトです。
<アバフェルディのエピソード>
アバフェルディとは水の神のプールという意味で、仕込み水に使うピティリー川の純粋な水の事を指しているのです。この川の水は水量が豊富で非常に透き通っているため、水の神の祝福を受けている言われているのです。
そもそも、この蒸留所はデュワーズに使うためのモルト原酒を確保するために1898年に創設したのですが、現在はシングルモルトとしても高い評価を受けているお酒なのです。
<アバフェルディ蒸留所の建設地にまつわるエピソード>
この場所を選んだ理由は、質の良い水源が豊富なことはもちろんですが、デュワーズを作っているジョン・デュワー&サンズがあるバースまで鉄道路線が整備されていたこと、そして、創業者の父である、ジョンデュワーがアバフェルディ蒸留所近くで生まれ、バースまで徒歩で移住を果たしたことへの敬意をこめてもあるのです。
ちなみにハリポッターの作者であるJ・Kローリング氏はこのアバフェルディ村に住んでいるのだとか。
ちなみにボトルの蓋にリスが描かれているのですが、これはスコットランドでごく一部しか生息していない赤いリスで蒸留所の背後の森にも生息している貴重なリスなのです。
<アバフェルディの特徴>
70時間もの長い時間をかけて昔ながらの木製のウォッシュバック(発酵槽)で発酵させています。
この伝統的な製法が守られているからか、ハチミツのような甘い香り、味わいが特徴となっています。
父への敬意、そして水の神に愛された水源。これだけ逸話が揃ろったお酒を見かけたらぜひ一度飲んでみてください。
参考サイト
https://www.bacardijapan.jp/products/items/aberfeldy-12years-old/
下記のブログランキングに参加中です。 もし良かったらバナーをクリックしていただけると嬉しいです
その他のお酒ランキング
にほんブログ村