2020年 4月26日 改定
今回紹介するウイスキーはグレンドロナックです
<グレンドロナックとは>
グレンドロナックとはゲール語で「黒イチゴの谷」という意味を持ったウイスキーです。また ティーチャーズのキーモルトの一つとなっていてシェリー樽で熟成させることが多いウイスキーです。
グレンドロナックはちょうどハイランドとスペイサイドの境界線上に位置しているのでスペイサイドに分類する場合もあるお酒です。
<グレンドロナック 昔話のようなエピソード>
グレンドロナック蒸留所は、田舎の地主の息子であったジェームズ・アラデスによって建てられました。彼のモルトは地元の有力な貴族である第5代ゴードン公を虜にして公の愛飲のウイスキーとなりました。ウイスキーだけでなくアラデスの事も気に入ったそうで、ロンドンの社交場にも連れて行ったのだそうです。しかし、その結果アラデスは舞い上がってしまいウイスキー造りへの情熱を失ってしまいます。その後、蒸留所は火災で焼失。再建されるのですが人手に渡ることとなるのでした。
何と言いますか、認められたことで舞い上がってしまい失敗してしまう。昔話でありそうな話ですね。
ちなみに地元ではグレドンロナックのドロナックとストマックをかけたこんな歌があります。
Red-currant jelly is good for the belly
Ginger and nuts are good for the guts
But the wine of Glendronach is good for the stomach
訳すと
生姜とナッツは、腸に適しています
しかしグレンドロナックのワインは胃にいいです」
<グレンドロナックの種類>
「グレンドロナック15年」は一度生産中止にされたウイスキーですが、復活を遂げたウイスキーです。味わいはマヌカハニーやリッチチョコレートのような贅沢な香りとホームページで紹介されているウイスキーです。
こちらは「グレンドロナック アラーダイス18年」です。このグレンドロナックは蒸留所の創業者であるアラディスから名付けられたウイスキーです。
蒸留所のホームページには「崇高で豊かなシェリーなモルトは本当に忘れられません」と紹介されていて、味への自信がうかがえるウイスキーとなっています。
こちらは「グレンドロナック21年 パーラメント」です。パーラメントは議会の意味があり、蒸留所を見下ろす樹木に200年近く巣を作っているミヤマガラスのコロニーの様子から名付けられました。
蒸留所のホームページにありますが、ミヤマガラスは倉庫に巣を作ろうとするほどグレンドロナックを愛するという表現される存在で、いわば蒸留所の守り神のような動物のようです。
他の種類のグレンドロナックもありますが、今回は4つのグレンドロナックの紹介とさせていただきました。
どこかで見かけた時は一度試してみてください。
参考サイト
GlenDronach Global | Our Story
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