2020年 2月11日 改定
今回紹介するウイスキーはトマーティンです。
このお酒を造っている蒸留所の場所には様々な魅力的なエピソードがありました。
ちなみに2016年にスコットランドの蒸留所で一番優れた蒸留所としてディスティラー・オブ・ザ・イヤーも受賞しているウイスキーです。
<トマーティンとは>
創業された経緯
創業は1897年で当時のスコッチがどんどん売れる時代で蒸留所を建設することは、とてもうまみのある投資だったのです。そのことから事業家達の投資目的でトマーティン村に建設されたのでした。
スコットランド最大級の生産量
トマーティンは数多くのブレンデッドウイスキーの原酒として使われているため、増改築がどんどん行われ、スコットランドで最大級の生産量を誇ってもいます。しかし、ブレンデッド目的で生産されるためシングルモルトとしての出回りは少ないウイスキーでもあります。
ちなみに、トマーティンとはゲール語でネズの木の茂る丘という意味で、この蒸留所は日本企業による買収第一号の蒸留所でもあるのです。
<トマーティン蒸留所の場所によるエピソード>
トマーティン蒸留所は「オールド・レアーズ・ハウス」と呼ばれた農家の近くにあったこともあり、南に家畜を運ぶ人たちが道中携帯するウイスキーを補充するために立ち寄った場所となっていたのです。
そして、この蒸留所の近くには別れの丘という1746年のカローデンの戦いの後にハイランド兵たちが別れの盃を酌み交わした場所もあるのです。ちなみに、このトマーティンの仕込み水はオルタ・ナ・フリスという自由の小川の意味のある水が使われているのですが、なにか運命的なものを感じます。
この蒸留所は古くから様々な人の立ち寄り場として大切な場所だったのですね。
様々な出会いと別れを想像させるエピソードでした。
大切な人との別れの時、また出会いを願ってこのウイスキーを飲んでみるのはいかかでしょうか?
下記のブログランキングに参加中です。 もし良かったらバナーをクリックしていただけると嬉しいです
その他のお酒ランキング
にほんブログ村