2020年 6月25日 改定
今回紹介するバーボンはメーカーズマークです。
こてっちゃんは、このメーカーズマークは有名なので勝手に大規模で造られているイメージを持っていましたが、実は手造りで少量生産されているお酒です。
<メーカーズマークの意味>
メーカーズマークという名前には「製造者印」という意味があります。
その名の通り、赤い蝋封は一本一本、専門の女性による手作りによるものです。
その形はすべて異なっていて、蝋のタレ方に作業者のクセや個性がはっきりと表れるようで、一目で作業者が誰なのかが特定できるほどなのだそうです。
それだけ手作業にこだわった造られているというだけで魅力的に感じてしまします。
<メーカーズマークのエピソード>
メーカーズマーク蒸留所ができるまで
この蒸留所を起こしたのはスコットランドの移民であるサミュエルズ家の6代目であるビル・サミュエルズSr.です。初代のロバートは1780年ごろに自家消費程度の規模のウイスキー造りを始めた開拓民です。
1840年ごろになると、3代目のテイラーがウイスキー造りを専業とするのですが、禁酒法時代に入り蒸留がストップしてしまうのです。
そんな中、6代目のビルは1951年に山中に放棄されていたバーク・スミス蒸留所を見つけて買収しました。これを再建して1953年に誕生したのがメーカーズマーク蒸留所なのです。アメリカではウイスキーは「Whiskey」と表示されていることが多いのですが、スコットランドの先祖を誇りに思い「Whisky」表示を採用しているのも面白いところです。
なぜ、二つの表記があるのかはまた別の機会に紹介しようと思います。
作り方に関する面白い話
創業者であるビルは、優しいバーボンを造るためにで、なんと代々受け継がれてきたレシピを捨ててゼロからのスタートを切ったのです。そして、原料を徹底的に吟味しました。この吟味の仕方が少し面白いのです。なんとビルはレシピの決定するときに、その原料を使って毎回パンを焼いたというのです。
蒸留する前に、パンの風味、特徴を手探りしてからレシピ決定していたというのだから面白い話ですね。
ラベルについて
この時のボトルのラベルマークは赤い蝋封を考えたビルの奥さんで、意味がありました。丸い輪はサミュエルズ家の歴史、輪の下にある線の跡切れは禁酒法時代の蒸留中断、Sはサミュエルズ家の頭文字、Ⅳはビルが酒造を専業とした3代目のテイラーから4代目という意味、星のマークは蒸留所所在地の古い呼び名だったスターヒルファームを表現したのだそうです。赤い蝋封といい面白いことを考えますね。
特徴的な原料
メーカーズマークは主原料に、バーボンづくりで一般的に使われているライ麦の代わりに、冬小麦を使っているのが大きな特徴です。
メーカーズマークの味わい
通常のバーボンはパワフルで豪快な味わいが多いのですが、冬小麦のおかげで、マイルドで繊細な味わいとなっているのです。飲み口もなめらかで優しい甘みもあり、どんな人にも飲みやすい一本ではないでしょうか?
<おいしいハイボールの作り方>
1.メーカーズマークとソーダを1:4の割合で用意する。
2.グラスに氷をたっぷり入れる。
3.メーカーズマークをグラスに入れて、冷やすためにしっかりかき混ぜる。
4.冷えたソーダを氷に当てないようにゆっくりと注ぐ。
5.炭酸が抜けないようにタテに1回混ぜる。
6.最後にオレンジピールを軽く絞って完成。
※このレシピは
クラフトハイボール|クラフトウイスキー メーカーズマーク サントリー
を参考にさせていただきました。
作り方にこだわった、このクラフトバーボンをであるメーカーズマークをぜひ一度試してみてください。
参考サイト
クラフトハイボール|クラフトウイスキー メーカーズマーク サントリー
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