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【ウイスキー】品質に誇りを!I.W.ハーパー【バーボン】

                         2020年 6月20日 改定

今回紹介するのはI.W.ハーパーです。

 

このバーボンの歴史は、ドイツの移民であるアイザック・ウォルフ・バーンハイム氏が19歳で1867年に渡米して、弟と一緒にバーンハイム蒸留所を創設し、1877年にこのボトルの原型となった商品を販売したことから始まります。 

 

 

 <I.W.ハーパーの名前の由来>

I.W.ハーパーの由来は、I.W.は創業者の名前であるアイザック・ウォルフのイニシャルからとられていますが、ハーパーに関しては諸説あります。
1つ目は親友であり、アイザック自慢のダービー馬を作出したフランク・ハーパーというブリーダーから取ったという説です。
2つ目は創業者の片腕として活躍したスタッフである、トーマス・ハーパー氏からとった説。
3つ目は、ユダや系ドイツ移民であった創業者の名前である「アイザック・ウォルフ・バーンハイム」がアメリカ人の名前には、かなり馴染みのない名前だったので、アイルランド系の名前を適当に付け足した説。
4つ目は、創業者のアメリカでのニックネームから銘名した説があります。
どの説が正しいかはわからないようですが、ネットでは親友から取ったという情報が主流で出回っているようです。

 

<I.W.ハーパーの品質に関するエピソード>

アイザックは、1885年から1915年に行われた世界の博覧会にこのバーボンを出品し、次々にメダルを獲得し合計で5個のメダルを獲得したのです。これを品質の保証としてラベルに印刷したエピソードから「I.W.ハーパーゴールドメダル」という名前が付けられたのです。こてっちゃんはこのエピソードを知って約束の 約束の酒であるオールド・フォレスターを思い出しました。

bar-kottechan.hatenablog.com

また、禁酒法時代にもバーンハイム蒸留所は薬品としての生産を許可されたこともあり、なんとか生き残ることができたのです。ただし、このバーンハイム蒸留所のすごかったところは、品質を大切にするため、禁酒法が撤廃されてからの5年間は市場に出さずに、熟成の時間に費やしたのです。このこともあってさらに評判が上がったのでした。

 

<I.W.ハーパーの読み方>

このI.W.ハーパーの読み方ですが、かなり気になっている方がいるようなので少しふれておきます。
上でも触れましたが、I.W.は創業者のイニシャルです。
なのでそのまま「アイ ダブリュー ハーパー」と読めばOKです。(アイザック・ウォルフ・ハーパーなんて読んでいたら長いですしね^^;)
ですが、お店で注文するときは、IとWを省いて「ハーパー」と呼ぶだけでも十分通用しますので覚えておいて損はないですよ~。

 

 こちらはI.W.ハーパーゴールドメダルです。
品質を保証している5個のメダルが描かれているのが目印です。
梨のようなさわやかな酸味とキャラメルのような焦げた感じの甘みが味わえる一品です。

 

 こちらはI.W.ハーパー12年です。
バーボンの熟成は4年~6年が最良と考えられていた時代に12年という長期熟成のバーボンを出し定説を覆した一品です。
プレミアムバーボンの先駆者的存在である、このバーボンを一度飲んでみてはいかがでしょうか?

 

参考サイト

「I.W.ハーパー」は洗練された味わいのスタイリッシュなバーボンウイスキー|たのしいお酒.jp

 ・I.W.ハーパー|ウイスキー・ブランデー|商品情報|キリン

 

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