今回紹介するのは月の井です
この蔵の坂本敬子社長はドラマにもなった「さいごの約束」の著者でもあります。この話は病に倒れた酒造の当主の意志をついで酒造りを全く知らなかった奥さんが蔵を守っていく物語です。そしてこの蔵の特徴の一つに有機の酒があります。
<月の井の由来>
月の井の由来は創業者の坂本彦一が川崎大師に参拝したときに月の井と呼ばれる井戸から湧き出る水を見つけます。その井戸の水からあやかって、飲んくださる方の健康と厄除けを願い名付けたのだそうです。
<有機の酒ができるまでのエピソード>
病気療養中のご主人の為に有機野菜を買い始めた社長は、ある時「なんでうちのお酒は有機ではないのだろう。美味しい、体にもいい有機のお酒を造ろう」と思ったのだそうです。
しかし農林水産省から有機の認可がでるまでが大変でした。有機米だけでなくなんと酵母も有機でないと認められないです。蔵の設備を自然素材に変え、酒造りに使う布も化学繊維の物は使えません。掃除をするにも薬剤を使うことができないので、熱湯に浸した布で何回も拭くことにもなりました。
こうした苦労は序の口ですが、それらを乗り越えて、やっとのことで「和の月(なのつき)」が生まれたのです。
どちらのエピソードも健康を祈ってのエピソードでした。
もし、体調がすぐれない方が身内にいるのであれば、このお酒に願いを込めて飲んでみると良いかもしれません。
こちらがさいごの約束のお酒です。有機にするための苦労や想いを感じながら飲んでみてください。
こちらは漁舟の出舟、入舟の時に健康を祈って飲まれたお酒の月の井です。
参考サイト
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