今回紹介するウイスキーはアイラミストです。
このブレンデッドウイスキーのキーモルトにはラフロイグが使われているのですが誕生したのには面白いエピソードがあったのです。
<アイラミスト誕生エピソード>
このウイスキーはアイラ島の領主であるマーガデイル卿が息子の21歳の誕生日を祝うパーティー用につくられたものです。このウイスキー製造を担当したのは当時ラフロイグのオーナーのイアン・ハンターで当初はラフロイグをパーティー客用にと考えていたそうですが、アイラモルトに馴染みがないお客さんのことを考え、ブレンデッドウイスキーに変更したのです。こうして誕生したのがアイラミストで長い間プライベート用だったのですが、1980年代以降にラフロイグ蒸留所のオーナーとなったアライドディスティラーズ社が一般販売するようになり、今では私たちも飲むことができるようになったのです。
「ラフロイグを薬局で売ることに成功したイアン・ハンターの活躍はこちら」
<アイラミストの名前の由来>
アイラミストはアイラ島の霧という意味です。この名前は、イアン・ハンターがつくった試作品をマーガデイル卿がいくつか試飲したときに、「これはアイラ島の霧のようだ」と表現したことか名づけられました。
<アイラミストのラベルの話>
ボトルの中央下にはアイラ島の大紋章、グレートシールが描かれています。円の中央に描かれている4人の男たちは「ロード・オブ・ジ・アイルズ(ヴァイキングの王が代々受け継いできた称号)」の開祖となったドナルドとサマーレッド、その子孫のアンガス・モー、アンガス・オグ親子と考えられています。彼らが乗っている船はヴァイキング船を改造したナイベイグで、この船に乗って彼らはヴァイキングとの戦いに勝利。そしてヘブリディーズ諸島の覇権を握ることに成功したのです。
特にアイラモルトのファンにはたまらないウイスキーではないでしょうか?値段も2016円とお手頃です。
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