BAR こてっちゃん

お酒のエピソードは面白い!ウイスキーや日本酒などこてっちゃんが気に入ったお酒の話を交えながら紹介していくブログです

BAR こてっちゃん

【日本酒】ありのままでの酒造り!行光【愛媛・蔵元屋本店】

今回紹介するのは行光です

ここのお酒の特筆すべき点は、一人ですべての作業を行っているため年間生産量は一升瓶3000本程度なことです。しかも機械に頼らずの手作業だというのだから頭が下がります。

<一人ですべての作業をやるための工夫>

もろみを搾るためのフネのフタは非常に重いため、持ち上げる際には通常4~5人で行う作業なのですが、4代目蔵元の田坂さんは、普通は滑車が1つの所を3つに増やして行っています。
また、どうしても一人で作業をしていると生産量が少なくなってしまいます。ですが、それを改善するために、火入れしたタンクは効率化のために冷却器を使うところを蔵元屋本店では冷却器を使わないで、タンクにホースで水をかけて冷ますのです。これにより、自然冷却に比べて冷めるための時間が短くなるので、作業効率が上げて生産量を増やしているのです。

<自然のままの酒造りによるエピソード>

お米について

お米は酒は地元のものという考えから、地元の米である「松山三井」を使い続けています。

仕込み水について

仕込み水は敷地内に湧く井戸の水を使っているのですが、この水は軟水甘口のお酒ができやすいので、そのまま甘口のお酒を造っています。なぜ、軟水の水では甘口ができやすいのかと言いますと、軟水はミネラルが少ない水なので酵母が発酵しにくく、糖分が多く出やすいため甘口になりやすいのです。そのこともあり、田坂さんは水に合わせた自然のままの酒質を目指しているのです。

吟醸酒造りにおいて

また吟醸酒もあくまで自然のままを貫き通します。通常の吟醸酒造りは低温でじっくり時間をかけて造ることでフルーティーな吟醸香りを出すのですが、田坂さんは、酵母がのびのび生きられることを大切にして12~13度で発酵させるのです。

こちらは年間に生産される3000本分のうちの1本一升瓶2398円となっています。

 

下記のブログランキングに参加中です。 もし良かったらバナーをクリックしていただけると嬉しいです

その他のお酒ランキング
にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村

スポンサーリンク