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【ビール】え?バカと呼ばれたビール!ブルッグスゾット【ベルギー・エール】

今回紹介するビールブルッグスゾットです。

 

 

このブルッグスゾットブルージュという町にあるドゥ・ハルヴ・マーン醸造所で造られているビールです。その歴史にもブルッグスゾットの意味にも面白いエピソードがありました。

 

 

 

<ブルッグスゾットにまつわるエピソード>

ブルッグスゾットとは

ブルッグスゾットとはブルージュのバカという意味があります。このような名前を付けられたのにはこんなエピソードがあります。

 

ブルージュのバカと呼ばれるようになったエピソード

ある時、当時のオーストリア皇帝であるマキシミリアン公がブルージュにやってきました。それを知った市民たちはブルージュに精神病院を作るために資金援依頼のパレードを行います。人々はわざとバカになり、騒ぎながらのパレードです。するとそのひどい騒ぎを見たマキシミリアン公がこう言うのです。
この町はバカばかりだ。ブルージュはすでに精神病院だ。と。
そして、それ以来ブルージュの人たちをブルッグスゾットと呼ぶようになったのだとか。

 

ブルッグスゾットの面白いラベル

ブルッグスゾットの名前の由来も面白いですが、それに合わせて、ラベル、ボトルネック、王冠も面白い仕様になっています。
上の画像を見てみてください。
ラベルにはブルージュ市民が道化師姿になってひょうきんなポーズを決めているイラストが描かれています。
そして、王冠にもボトルネックに描かれていて、楽しくなってくるビールなのです。
きっと、ブルッグスゾットと呼ばれるようになった時のパレードをイメージしているのでしょうね。見ているとなんだか楽しくなってくるビールです。

 

<ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所にまつわるエピソード>

ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所とは

ドゥ・ハルヴ・マーンはオランダ語で「半月」を意味している醸造所です。1564年には市の台帳に記されているというのだから、それ以前から醸造されていたと考えることができ、歴史の長い醸造所であることがわかります。

 

ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所の歴史について

1856年にアンリ1世が醸造所の所有者となりドゥ・ハルヴ・マーン醸造所は徐々に成長していきます。第一次世界大戦を乗り越え、ラガービールの技術を学び、顧客への配達システムの構築をしていきアンリ4世まで続いていきましたが、1988年に買収されて状況が変わります。
醸造所の名前もストラッフェ・ヘンドリック醸造所になりますが、2002年に醸造所は停止の状態に追いやられてしまうのです。
ですが、3年間の停止状態を終えて2005年に醸造所の所有者になったのがアンリ4世の娘の息子(6代目)だったのです。
自分の祖父母の姿をみたり、話を聞いて何とかしたいと思ったのかは定かではありませんが、醸造所を買い戻し、一度変わってしまった醸造所の名前も「ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所」に戻して再開したのですから熱い思いがあったのだろうなと想像します。
そして、この6代目が生み出したビールブルッグスゾットなのです。

 

なんだか見ていると楽しくなってしまうブルッグスゾットバナナ完熟リンゴのようなフルーティーな香りが漂うビールです。
一度試してみてください。

 

このビールが気になった方はこちらの6本セットがお得です。送料も無料なので頼みやすいですよ。 

 

こちらはブルッグスゾット4本とグラス付きのセットです。
グラスも欲しい方はこちらをどうぞ

 

参考サイト

・http://www.halvemaan.be/

・ドゥ ハルヴ マーン醸造所 | ベルギービールJapan

・「ブルッグス ゾット ブロンド」でちょっとした歴史のお勉強―ビアレポート

 

 

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