2020年10月25日 追記
今回紹介するウイスキーはグレンギリーです
<グレンギリーとは>
このグレンギリーはハイランドで最古の蒸留所の一つで創業は1785年からとなっています。ただし、200年の間にオーナーが何度も変わるという苦労した蒸留所でもあります。その理由の一つが水源が近くになかったことで、仕込み水の確保に苦労させられたのでした。そんな苦労させられた水不足が解消されたのは1970年にスタンリーモリソン社が買収してからのことでした。このモリソン社は買収すると近くの野原に深い井戸を掘り始めるのです。この試みが成功し長年悩まされてきた水源の確保に成功したのでした。ちなみにこのモリソン社ですが1994年にサントリーの傘下に入り、現在、この蒸留所はサントリーが所有しているのです。
<水に悩まされたのになぜこの地に蒸留所が建てられたのか?>
グレンギリー蒸留所がある場所はアバディーンとバンフを結ぶA947号線沿いのオールドメルドラム村の近くにあります。この一帯は「アバディーンの穀物庫」といわれたほどの場所で、古くから大麦などの一大生産地だったのです。ウイスキーの原料として大切な大麦が豊富に手に入ったから古くからウイスキー造りが行われているのです。
<グレンギリー蒸留所の面白い試み>
グレンギリー蒸留所は面白い試みをしています。
1つ目が、スチルの熱源に北海油田から算出される天然ガスを使っていることです。実はこの北海油田の天然ガスを熱源に使ったのはグレンギリーが初めてなのです。
2つ目は、現在は行われていないのですが、かつて蒸留所の温廃水や炭酸ガスを利用してトマトやシクラメンを温室栽培していたのです。このトマトですが評判も良かったそうで、現在、温室栽培がおこなわれていないのが少し残念です。
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