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【日本酒】熱い情熱で復活をとげたお酒!鏡山【埼玉・小江戸鏡山酒造】

 

 今回紹介するの日本酒は鏡山です。

 

この鏡山は1999年に一度途絶えてしまった日本酒なのですが、その8年後に見事、復活をとげた知る人ぞ知る銘酒なのです。

 

 

<鏡山(日本酒)とは>

鏡山は元々、1875年に鏡山酒造として創業しました。
創業してからは1999年までの長い間、川越の地で愛飲されていた日本酒です。
現在は小江戸鏡山酒造さんが醸している日本酒が鏡山なのです。
ちなみに鏡山の由来は、創業者の一人が滋賀県の出身で、故郷の名峰である鏡山をしのんで蔵と銘柄の名前に鏡山と名付けたのだそうです。

 

<鏡山、復活のエピソード>

そんな一度幕を下ろすことになった鏡山ですが、生産が中止されてからも地元に愛されてきたお酒だけに、鏡山の復活を願う人が後を絶えなかったのです。そういった背景もあり、当時の平均年齢28歳という若い蔵人たちの熱い情熱によって、小江戸鏡山酒造を設立。見事に鏡山を復活させたのです。

 

<鏡山の復活に当たって直面した問題>

さて、鏡山の復活は楽な道のりではありませんでした。
・1つ目は、酒造設備がなく新たな蔵を建設する必要があったこと。
・2つ目に、良質な水を確保するにはどうするかということ。
そんな困難にぶつかった蔵人たちですが、そんな困難に負けてはいけないと、江戸時代から続く老舗の醤油蔵である松本醤油さんが手を差し伸べてくれたのです。醤油も日本酒と同じ醸造品です。
なんと、蔵を立てる土地と水源を提供してくれたのです。

 

<鏡山が復活するために決めたこと>

さて、土地と水に対しての問題は解決しましたが、ただ、鏡山という銘柄の日本酒を造っても意味がありません。昔の鏡山の良さを持ちつつ現代人の嗜好に合う美味しい日本酒を造る。小江戸鏡山酒造の蔵人さんたちはそう考えていたのですね。
その理想を実現するために5つの約束事を決めたのです。

1.品質第一の少量仕込みに限ること。

2.麹は丁寧に箱麹、蓋麹に限ること。

3.醪は袋による上槽に限ること。

4.火入れの際は瓶火入れに限ること。

5.造る日本酒は純米酒以上の特定名称酒に限ること。

鏡山は、この5つの約束を頑なに守り、徹底的に手作業にこだわることで美味しい日本酒造りを行っているのです。

 

<鏡山(日本酒)の評価>

・米本来の旨味が楽しめる

・香味が芳醇で華やかな吟香を楽しめる

・奥深い優雅な余韻に引き込まれる

※小江戸鏡山酒造株式会社のホームページを参考

上記3つが特徴の日本酒です

 

 

 

こちらは知る人ぞ知る銘酒の「鏡山 特別純米 無濾過 生原酒 雄町」です。
味わいの奥行き華やかな吟醸香が特徴です。
鏡山の中でも人気のある銘柄となっています。

 

 

 

こちらは「鏡山 純米吟醸酒」です。
お米のふくよかな旨味を十分に引き出した仕上がりです。
お値段もお求めやすい価格となっているのが良いです。

 

 

鏡山を調べていたらこんな鏡山を見つけました。
こちらは、「鏡山 ワイン酵母仕込み 純米」です。
なんと!ワイン酵母仕込みで造られる日本酒なのです。
この日本酒に使われている酵母は、1991年にスイスで取り出された、アイスワインなどに用いられるワイン醸造用の酵母を使用することによって、ワイン特有の果実香が豊かに広がる日本酒なのだそうです。
飲むときはぜひワイングラスで楽しんでみてください。
※朝日新聞を参考

 

www.kagataya.net

こんなものまで見つけてしまいました。
鏡山酒粕クリームチーズです。
その名前の通り、鏡山の酒粕を使ったクリームチーズなのだそうです。
このチーズと「鏡山 ワイン酵母仕込み 純米」との組み合わせが面白そうです。

 

参考サイト

〜小江戸川越が誇る幻の銘酒鏡山〜小江戸鏡山酒造株式会社 Webサイト

埼玉の日本酒【鏡山(かがみやま)】小江戸川越に復活した幻の銘酒|

 

 

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