今回紹介するビールは「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」です。
このビールはサッポロビールから数量限定で2021年2月2日から販売されています。
買える場所はファミリーマートのみなのですが、このビールが販売されるまでには面白いエピソードがありました。
サッポロ 開拓使麦酒仕立てのエピソード
突如決まる発売中止
このビールは、もともと1月12日に発売予定のビールでした。
しかし、1月8日に商品デザインの一部に誤表記が見つかるのです。
その誤表記というのがＬＡＧＥＲというつづりをＬＡＧＡＲとしてしまうミスでした。
もちろん、ただ表示をミスしただけなので、成分や味などには何の問題もなかったのですが、「デザインも商品の一部であり、お客様に特徴を伝えるのに不適切」という考えから1月8日に発売中止を決定するのです。
沢山の人の声に後押しされて
さて、発売中止になったビールはどうなるのかというと、ほとんどが廃棄になってしまうだろうと予想されました。すると、インターネット上で発売中止の知らせを聞いた人達から、「もったいない」「飲んでみたい」という声が沢山上がるのです。
そして沢山の声が後押しをしたこともあり、サッポロビールとファミリーマートが検討を重ね、1月13日に発売中止を取り消し、販売されることになるのでした。
日本の食品ロスが多いという点から考えても、沢山の声が上がったことで廃棄を防げたというのはとても素敵なことですね。
このことにも限らず、大切だと思うことは声を上げていけば、成し遂げられないことは無いのではないかと思わされたエピソードでした。
サッポロ 開拓使麦仕立ての由来
仕込釜での煮沸は通常2回のダブルデコクションが一般的ですが、この「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」は麦のうま味を引き出すために伝統的な製法の3回行うトリプルデコクションを行っています。
このトリプルデコクションは1876年に日本人による初のビール工場として開業した開拓使麦酒醸造所で行われていた製法なのです。
そのことから、このビールは「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」と名づけられたのですね。
参考
・誤植で販売中止から一転のビール本日発売！ 気になる味をプロがレポート（GetNavi web） - Yahoo!ニュース
・サッポロビールとファミマの共同開発商品、英単語のスペルミスで発売中止 「E」が「A」に｜まいどなニュース
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