【ウイスキー】まるでドラマのような数奇な運命！ハイランドパーク【アイランズ】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２０年　１月２１日　改定

今回紹介するのはハイランドパークです。

＜ハイランドパークとは＞

ハイランドパーク蒸留所はオークニー諸島のメイン島であるカークウォールという島にあります。ちなみにスコットランド最北にある蒸留所で創業は１７９８年となっています。ちなみにこの蒸留所はフロアモルティングを行っている数少ない蒸留所でもある、こだわりを持った蒸留所でもあります。
ちなみに１８８３年にデンマーク王とその友人であるロシア皇帝がハイランドパークのウイスキーを飲んで「これまでに味わったことのない最高のウイスキーだ」と言わしめたお酒でもあり、フェイマスグラウスの原酒としても有名です。

＜ハイランドパークの由来＞

蒸留所はハイパークと呼ばれる高台にあったことからハイランドパークと名付けられました。

＜ハイランドパークの成り立ちに関するエピソード＞

教会の典礼係であったにもかかわらず、伝説の密造者と呼ばれたマグナス・ユンソンという方がいます。なぜそう呼ばれているかというと、説教壇の下に隠していた密造酒に白布をかけて、天然痘の患者の葬儀だと偽って酒税の査察官を騙し通したと言う話があります。ちなみに彼の密造蒸留所があった場所にハイランドパーク蒸留所は建てられたのだそうです。面白いことに１８１６年に蒸留所のオーナーになった人物は取締官のジョン・ロバートソンという人で、何度もマグナス・ユンソンを捕まえに来た人物なのだそうです。取締官がオーナーになったのにも、なにか物語があったりするのでしょうか？事実は小説より奇なりとはまさにこのことですね。