今回紹介する日本酒は達磨正宗です
日本酒で古いものをありがたがるなんて邪道と考える蔵元が多い中、約50年もの間古酒ばかり作ってきた蔵が白木恒助商店です。ここの蔵元は普通酒を寝かせて古酒にするのではなく、古酒用のお酒を別に造っているのです。
<達磨正宗:古酒のエピソード>
白木社長が古酒造りを考えたのは昭和30年代後半で大手銘柄全国進出して地メーカーを駆逐していく時期で、また級別審査によって全国のお酒が均質化をたどっていた時期です。
地酒メーカーは個性を出さなくてはいけないと考えていた時に蔵の中に積んであった古酒が美味しいことに気づいたのです。そして吟醸酒造りが流行り始めた時期に正反対の古酒づくりを始めたのでした。
古酒の特徴は長い時間寝かせることでアルコールと水分子が結合してまろやかになるため火入れの時期が重要なのだそうです。
吟醸酒と正反対の造りをしているにもかかわらず、寝かせている必要のない成分がオリになって沈み70%精米も35%まで磨いたのと同じになるというのだから面白いですね。
<達磨正宗におすすめの肴>
・お肉料理や中華料理など少し味の濃いめのお料理
・味噌を使った鍋物などにもよく合う
・チーズ
・チョコレート
・アイスクリーム
など
この達磨正宗は昭和47年・昭和59年・平成8年・平成20年と、味わいのバランスの為に平成13年のお酒をブレンドしたものです。まるでヴァテッドウイスキーみたいですね。1836円と古酒を試してみるにはお手頃の価格となっています。
こちらは1981年に醸造された日本酒。つまり約40年間熟成させた達磨正宗です。
一体どんな味わいになっている日本酒なのでしょうか?一度味わってみたいです。
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