BAR こてっちゃん

お酒のエピソードは面白い!ウイスキーや日本酒などこてっちゃんが気に入ったお酒の話を交えながら紹介していくブログです

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【日本酒】ソムリエからの日本酒造り!仙禽【群馬・株式会社せんきん】

今回紹介するのは仙禽です。

 

仙禽の由来は仙人の住む清らかな地の鶴という意味があります。

 

<ソムリエからの転向、運命の日本酒>

11代目蔵元の薄井一樹さんは元々ソムリエをしていた方です。ソムリエの勉強として、日本酒やビールを飲んでいると、「飛露喜」という日本酒と運命的な出会いを果たします。この飛露喜を飲んだ時に、日本酒ってこんなにも美味しいのかと衝撃を受けたのだそうです。そして、同時に「なんでうちの実家で造るお酒は美味しくないんだ」とも思ったのだそうです(笑)
そんなこともあり、経営難だった実家に帰ることになったのです。

 

<ソムリエならではの独特の発想>

それまで桶売りをしていた株式会社せんきんでしたが、突如契約を切られてしまいます。そして銀行からも見放され営業で回っていた酒飯店にも「お前の所の酒はまいからな~などとも言われ、このままではマズイと、一樹さんは日本酒のそれまでの常識ではありえなかった酸味と甘み全面に押し出した日本酒造りをすることにしたのです。この背景にはドイツやアルザスのワインが好きで酸味と甘みに惹かれていたこと関係しているのです。また、これにはちゃんと勝算がありました。現代の日本の食文化は脂っこいものや肉類が多くなってきています。それらの食べ物と酸味は相性が抜群なのです。

 

それらの考えを頭の中で設計し、醸造学も学んだこともない中で造ってみると成功したというのだから運も良かったのでしょう。ただ、当時の日本酒は淡麗辛口のお酒が主流で、酸味や甘みが出ると下手くそと言われた時代だったので、日本酒の玄人である父親をはじめ、同業者からは受け入れられなかったのでした。でも若い女性達には受け入れられたのでした。

 

ソムリエならではの発想はそれだけではありません。
テロワール(気候、風土)に根差した日本酒造りの模索から 自社で買ったり、契約した田んぼで原料米を作るドメーヌ化。それも蔵で用いる仕込み水と同じ水脈の上にある田んぼで米を作るというこだわりよう。

「テロワールについては下の記事でも書いています」

bar-kottechan.hatenablog.com

また、蔵付きの酵母だけでお酒を造る昔ながらの生酛造りと個性の追求を図ります。
これも酒の個性を決めるのは微生物の力で、微生物が本来の力を発揮できるようにできるだけ人の手をかけて、丁寧に昔ながらの手法でお酒の完成の手伝いをするという考えの元でした。

 

こうして、株式会社せんきんは立て直し、従業員にボーナスを払えるどころか、修繕と設備投資にまでできるようになったのでした。

この日本酒の革命児とも呼ばれるお酒は1601円です。見かけたら一度味わってみてくださいね

 

参考サイト

http://senkin.co.jp/
https://www.oborosaketen.com/theme877.html

 

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