今回紹介するビールは志賀高原ビールです
志賀高原ビールの物語は、佐藤栄吾(現代表取締役社長)さんが実家であり、1805年から創業している玉村本店に帰ってくることから始まります。
<志賀高原ビールの始まり>
志賀高原ビールが醸造されたのは2004年です。過去のクラフトビールの記事でも何度か話が出ていますが、クラフトビールのブームが去って、多くの会社が撤退していっているなかでの挑戦でした。醸造免許の申請に行った国税局でもあきれられ、やっと実家に戻ってきたと思ったらビール造りなんか始めて・・・など色々言われたのだそうです。
<佐藤栄吾さんの経歴>
佐藤さんは凄い経歴の持ち主で、あのゴールドマン・サックスに勤めたり、ユニクロを展開しているファーストリテイリング役員を務めたこともある方なのです。
<志賀高原ビールのコンセプト>
佐藤さんは小さなビール会社が生き抜いていくには個性の追求が大切であると考え、「自分たちが飲みたいビール造り」をコンセプトにしています。実はこの地は元々日本一のホップの生産地だったこともあり、畑造りから始めたのでした。
<突き抜けた魅力を出すために>
個性の追求をするために行われている努力がすごいのです。モルトの配合やホップの種類の選別は勿論、投入タイミングの最適な温度や時間の組み合わせをいろいろ実験しながら造りを行っています。こうした努力の末に突き抜けた魅力が生まれるのですね。
また、ビールをウイスキー樽やワイン樽で熟成させるという試みも行っていて、あのイチローズモルトの樽を使って造られたビールもあるのです。
そして、その実験結果を生かすためのテイスティングに一番精神を集中させているのです。
イチローズモルトの話は下の記事からどうぞ
<テイスティングに力を入れるためにやったこと>
色々な作業の時間に追われると余裕がなくなり、最も大事なテイスティングがおろそかになると考えた佐藤さんは、作業効率を高めるために醸造作業の機械化に踏み切ります。この設備導入するために、自らドイツに行き直接商談を進めたというのだからすごい行動力です。ただし、当初は機械の使い方を覚えるまでには時間がかかりトラブルも連発していたそうです。それでも、30回目の仕込みでは慣れてきて4人がかりで行っていた作業が1.5人で行えるようになり時間の余裕を持つことに成功するのです。
<ピンチをチャンスに変えたエピソード>
創業以来一度もビールをダメにしたことがない佐藤さんでしたが、一度だけダメにしてしまうかもしれないというピンチに見舞われたことがあります。
突如ビール造りの最中に蒸気を調整するバルブに不具合が生じたのです。復旧もうまくいかずで、ピンチの状況でしたが、佐藤さんは、今までの自分の経験を信じ、煮沸強度が得られない分を時間を延ばすことで補い、ホップの投入タイミングも大きく変更します。そうしてつきっきりの作業から生まれたビールが「九死に一生」というたった一度だけのスペシャルなビールとなったのでした。ずっと丁寧にビール造りに取り組んできたからこそ、救い出すことができたのですね。名前の付け方も面白い話です。
<志賀高原ビールの特徴>
・甘ったるくない
・しっかりとしたドライでホップの香りが特徴
上記の特徴があると「ブルワー魂 日本のクラフトビールを支える23人」という本で紹介されています。
志賀高原ビールIPAです。まずはお試しに一本飲んでみるのもいかがでしょうか?
上記広告からはふるさと納税も申し込めます。ふるさと納税の返礼品としてもなっているので、興味がある方はふるさと納税をして、志賀高原ビールを飲んでみるのもいかがでしょうか?
こちらは6本入りで送料無料となっています。色々な種類を試してみたい方にお得な商品となっています。
こちらの商品はイチローズモルトの樽で発酵させたのち、ワインの樽でも発行させたビールです。
イチローズモルトの樽だけで発酵させたビールもあるのですが、広告が見つからなかったので、今回はこちらを紹介させていただきます。
参考サイト
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