今回紹介するウイスキーはロングモーンです。
以前にヘーゼルバーンの記事で竹鶴正孝氏がウイスキー造りを学んだ場所と紹介しましたが、このロングモーンは竹鶴氏が初めてウイスキー造りを学んだ蒸留所でもあるのです。
<ロングモーンとは>
ロングモーンは一般的な知名度は低いウイスキーですが、ブレンダーの間では昔からトップドレッシングとして有名なウイスキーなのです。ちなみにロングモーンはゲール語で聖人の場所という意味があります。
<ロングモーン 蒸留所>
ロングモーン蒸留所が建てられた場所には元々、修道院のチャペルがあったことからロングモーン(聖人の場所)と名付けられたのです。
この土地に蒸留所を建てたのは、グレンロッシー蒸留所の創業者である、ジョン・ダフで、1894年に建てられました。周辺には、ピートが沢山あり、大麦の一大生産地があったことからこの土地が選ばれたのでしょう。
<ロングモーン蒸留所の特徴>
一般的な蒸留所では、ポットスチル(蒸留釜)は一つの部屋に置いてあるのですが、ロングモーンでは初流釜と再流釜で部屋が分かれているのです。これは1990年代半ばまで初流釜での蒸留は石炭直火焚きを行っていた(現在はどちらの釜もスチーム加熱)からなのです。ちなみにマッサンがこの蒸留所でウイスキー造りを学んだからか、1934年に建てられた余市蒸留所のポットスチルも石炭直火焚きとなっているのです。
リンク
参考サイト
https://www.nikka.com/80th/story/note/
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